Shogo & Jun & Anna – オールデイシネマ

映像を手がけたクリエイター自身が語る映像コラム – Vol.1 – 
by creator 撮影・編集担当 山田 睦(あつし)

「沖縄・宮古島で出会われた新郎新婦。だからこそ、沖縄らしさを大切にされたご結婚式でした。」

想いの重なりを映像に

宮古島で出会われたお二人の、沖縄らしい雰囲気を大切にされたご結婚式。新郎の職場でもあるお店にご家族と気心知れた仲間たちが集まって、主役とゲストとスタッフのみんなで作った素敵な空間と時間でした。
新郎新婦の言葉通り「愛されて、ここに居る」ということを、改めて確かめ合えた一日。みんなが誰かを想う気持ちが折り重なってできた温かな空気までオールデイシネマに込めたかった。

“リアクション”を意識して人を描く

まずは構成の部分で、随所にお二人らしさ・沖縄らしさを感じられるように作っています。
カチャーシーの大団円から紅型・シーサー・オリオンビールなど沖縄色の強いアイテムを織り交ぜた冒頭シーン。BGM1曲目と2曲目の間には、ハレの日のために封を開けられた泡盛のエピソードをより印象づけるために、新婦お父様のスピーチ音声をほぼノーカットで収めました。ラストカットは、あの日あの場所の一体感が画面から滲み出ればという狙いから、敢えて静止画にしています。

そして、いつも以上に意識して描いたのは“リアクション”です。

躍動感あふれるカチャーシーや余興のダンスシーン、荘厳なチャペルの挙式映像など、いわゆる“画ヂカラ”のあるカットも沢山ありますが、それらばかりをただ並べることはしたくないなと。

花嫁を送り出すお父様の眼差しや、じゅん君(お子様)を抱っこする立ち姿、スピーチに聞き入るお二人やゲスト様の面差し、ゲームに白熱して湧き起こる歓声、ご新郎の謝辞に思わずこぼれるスタッフの涙など。場面ごとに、人の「表情」や「反応」にフォーカスした画を丁寧に入れるように心がけました。

その場に流れていた空気感や温度感みたいなものが、映像を観るたびに蘇ってくれれば嬉しいですね。

観る人皆さまの心に寄り添える映像でありたい

印象的な新婦の宮古島のインサートは、ご本人が現地で働いていた当時撮影された映像をお借りして作りました。すごく綺麗な映像だったので。

東京から遠く離れた場所に旅立つことを許してくれたご両親へのメッセージにのせることで、宮古島での経験や出会った人々と紡いだ時間があったからこそ、今日の日がある。新婦の感謝の気持ちを映像によるイメージ喚起でより厚みを持たせる意図で使わせていただきました。

クライマックスのカチャーシーではカメラを回しながら僕自身が思わず泣きそうになったほど。
本当に、素晴らしい一日に立ち会うことができました。
このオールデイシネマがこれからもずっと、お二人やご家族、観る人皆さまの心に寄り添えるものであるよう、願っています。

Wedding day – November 4, 2018

プロペラのウエディングムービーは撮影者自らが編集し、一組一組のストーリーを創り上げています。人生で最も輝く日、大切な人々と分かち合う感動。だからこそ、ひとつとして同じものがない。あなただけの映像を手にしませんか。お問い合わせはこちら