朗々と読み上げられた誓いの詞を聞いて始まりはこれでいこうと決めました。(その迫力を物語っているのが冒頭の参列者が驚くカット)間違いなく、2019年私が聞いた中で一番の誓詞奉読でした。
1曲目は主に挙式での誓いのシーンとご披露宴前半部分の映像を軸に、ご新郎様の頼もしさを表現することに重きを置いて作っています。
主賓挨拶の方をはじめ、お集りの多くがご新郎様がご兄弟と経営するバーのご常連とのことで、その事実からも十分お人柄をうかがい知ることができますよね。「兄貴」「けんちゃん」という親しみのこもったスピーチや、高砂に注がれる眼差しの温かさから、周りに愛され慕われる“頼れる男”ぶりを感じ取ってもらえれば。
後半で流れるのは『Dressed in White the wedding song』という曲なのですが、ご新婦様のドレス姿があまりに美しく、この曲以外考えられませんでした。ご新郎様の素直なリアクションもこのシーンに説得力を与えてくれる外せないカットですね。
ご友人がフラを踊られたシーンは、スローをかけることで優美さの強調と曲とのリンクを狙うと同時に、この後のお手紙への導入になっています。「私は人や環境に恵まれ…」という一節の声には、ダンスメンバーに囲まれるご新婦様のカットを合わせることで、フレーズの印象をより際立たせました。
お父様お母様それぞれに宛てて、丁寧に言葉を選んで紡がれた本当に素敵なお手紙でしたので、その内容を存分に活かすべく、画の方はシンプルに紅差しや挙式入場のカットを重ね、ご家族の絆を浮き立たせることを意識しています。